ジムカーナ向きバイク
ジムカーナの一つの特徴として【どんなバイクでも出れる、自分の乗っているバイクで出れる】というものがあげられます。サーキットを走るようなマシンから、モトクロス用のバイクや、スクーターでも出れます。
しかし、より速く、スムーズに走ろうと考えればおのずと向き不向きのバイクが出てきます。ここではそんな一面に目を向け、どんなバイクが向いているのか?皆はどんなバイクで出ているのか?を見て行きたいと思います。
NSR250
NSRの発売が終了されてすでに10年以上経ち、車体はおろか、部品の製造も終了し、マシンの維持をすることも難しくなってきてはいるものの、その軽量かつハイパワーな2ストマシンには今でも絶大な支持が集まっています。A級、B級のトップ選手にはNSRを使う選手が多く、優勝マシンもかなりの割合で未だにNSRが占めています。
今後は徐々に数を減らして行くものと思われますが、まだしばらくはNSRのアップハンドル車が上位を占めるものと思われます。
GSX-R、その他SS
以前はCBRが人気でしたが、今はGSX-Rが主流となっております。
A級選手も使用してる車種となります。
スズキのエンジンは低速時のトルクがあり扱いやすい。フレームレイアウト、車体バランスも良くライダーに情報を与えてくれるのでジムカーナ界ではとても人気があります。
なお、カスタムパーツも沢山出ており沼にはまること間違いなし!!
数は少ないですがCBR1000RRやZX-10Rなどもいます。
ミニバイク
小型車の代表はKSR110,Z125,グロム。まるでラジコンのような操作性が女性や初心者の入門マシンとしても人気が高く、転倒してもほとんど壊れることがないのも大きな魅力。
車体が低いので、倒しこみもそれほど恐怖心を持たずに思い切ってできるのも見逃せない点。低速のパワーが無いのが難点ではあるものの、上級者は車速を落とさないようにうまくあやつるので、エンジンパワー頼みの走りをしないようにする練習にもってこい。
カスタムパーツも各メーカーからたくさん出ており、お金をかければかけるほど速くなるミニバイク。沼にはまること間違いなし!!
バイクの楽しさを再認識できる絶好のジムカーナマシンといえます。
DRZ-400SM及びモタード
近年急激にその支持者を増やしてきているモタードマシン。モトクロスバイクにオンロードタイヤを履いたスタイルで、オンロードマシンよりも大幅にストロークするサスペンションをうまく利用する走りが好成績を出せることを某A級選手が見せ付けたことでその人気に火が付き、大会会場でも多くのモタードマシンを目にするようになりました。現在の一番人気はスズキがモタードマシンとして発売したDRZ-400SM。パンチ力のあるエンジンと軽量車体、無理の無いライディングポジションがスムーズなライディングを可能にしています。
2017年最近はレーサーモタードも増えてきました。PBKケンタのKX250FをはじめWR450F、CRF250Xなどなど正規に車検及び登録をし保安部品をつけジムカーナ大会に参加されてます。市販車と比べ軽量かつパワーがありセッティングの幅もあり大変人気車種となります。
VTR250
当店一番オススメしているバイク。
ホンダVTR250になります。このバイクは初心者に一番最適かと思います。まず車体の価格の安さ、維持費及び消耗品の安さ、転倒しても壊れない、そして乗りやすく速い!!多くのジムカーナ選手が使用しています。全体の4割強??
当店ではジムカーナコンプリート車を作っております。詳しくはお問合せください♪
その他
前述したように、ジムカーナはどんなバイクでもできます。フルカウルにセパハンのバイクや、遠心クラッチのスクーターで出る人もいます。重要なことは、自分にとって扱いやすく、楽しめるバイクであること。自分のライディングスタイルに合ったものであればいいと思います。
よくあるジムカーナカスタムポイント
アップハンドル
フルカウル車の場合は多くのライダーがアップハンドル化しています。そのままセパレートハンドルで乗る方もいますが、やはりアップハンドルのほうがジムカーナのように細かい切り返しや360度の回転セクションのある競技には向いているようです。
アップハンドルは既成のアップハンドルキットなどが販売されている車種もありますが、そういったものがなかなか無いものも多くあります。そんなときには是非当店にご相談下さい。
エンジンガード
ジムカーナをまじめにやれば”必ず”転倒を経験するはずです。攻めれば攻めるほど転倒のリスクは高くなりますが、”転倒するぐらい”の走りをしないと本当の醍醐味は味わえないでしょう。
しかし、転倒は人間だけでなく、バイクに大きなダメージを与えることにもなりかねません。その大きなダメージを回避し、最小限のダメージに抑えることに最も有効なのがエンジンガードです。バイクのエンジンを中心に車体を守る重要なパーツです。ベース車には普通はついいませんので後付けとなります。サードパーティーからいろいろなエンジンガードが出ていますが、探しても見つからなかったり、よく分からなかったときは当店にご相談下さい。
ファイナルレシオ変更&ハイグリップタイヤ
ジムカーナの場合は最高速よりも加速性能が重視されます。その加速を簡単に増す方法の一つはスプロケットの変更、つまりギアのファイナルレシオを加速側に変更することです。やりすぎるとギクシャクしてしまう場合もありますが、ちょこっと走りに慣れてきたら変えてみるのも面白いでしょう。
バイク本体の能力がいくら上がっても路面との接点はタイヤのみ。タイヤのグリップが低いと早く走るのは至難の業ですし、危険です。かといって何でもかんでもハイグリップタイヤにすればいいかというとそうゆうわけではありません。ハイグリップタイヤにはノーマルタイヤとは違いシビアな温度管理やしっかりした加重のかけ方などができないと、逆にグリップしないという特性を持つものが多く、そのライダーのレベルによっては逆効果にもなりかねません。自分のレベルに応じてタイヤのレベルを上げていくのも良いと思います。